2022年4月1日から、日本の成人年齢が20歳から18歳に引き下げられました。
これは、明治時代から約140年間続いた20歳の成人年齢を改めた歴史的な変更です。
では、2024年の成人式は何歳の人が対象となるのでしょうか。
また、成人年齢の変更によって、私たちの生活にどのような影響があるのでしょうか。
この記事では、2024年の成人式の日程や対象者、成人年齢の変更の意味や注意点などについて解説します。
2024年の成人式はいつ?対象者は何歳?
2024年の成人式は、1月8日(月)に開催されます。これは、2000年から施行されたハッピーマンデー法によって、成人の日が1月の第2月曜日と定められているためです。
ちなみに、2025年は1月13日(月)、2026年は1月12日(月)となっています。
2024年の成人式の対象者は、2003年4月2日から2004年4月1日までに生まれた人です。
これは、成人式の対象者は、成人の日に20歳になる人とされているためです。
ただし、これは一般的な場合であり、自治体によっては、18歳から20歳までの人を対象とする場合もあります。
自分の住んでいる地域の成人式の対象者については、自治体のウェブサイトなどで確認しておきましょう。
成人年齢の変更とは?どうして18歳になったの?
成人年齢とは、民法で定められた「一人で契約をすることができる年齢」と「親の親権に服さなくなる年齢」のことです。
成人年齢が18歳になるということは、18歳以上の人は、親の同意がなくても自分で様々な契約ができるようになり、自分の住む場所や進路なども自分で決められるようになるということです。
成人年齢が18歳に引き下げられた理由は、以下のようなものが挙げられます。
- 世界的にも成人年齢を18歳とするのが主流であり、国際社会における若者の参画を促進するため
- 公職選挙法の選挙権年齢や憲法改正国民投票の投票権年齢を18歳と定めるなど、国政の重要な判断に参加してもらうための政策が進められているため
- 高校卒業後に社会に出る人や海外留学する人など、18歳以上の若者の社会的自立が進んでいるため
成人年齢の変更で何が変わる?何が変わらない?
成人年齢が18歳になっても、20歳にならないとできないことがあります。例えば、以下のようなことです。
- 飲酒や喫煙、競馬などの公営競技に関する年齢制限は、これまでと変わらず20歳
- 大型・中型自動車運転免許の取得は、これまでと変わらず20歳
- 養子を迎えることは、これまでと変わらず20歳
これらの年齢制限は、健康面への影響や非行防止、青少年保護などの観点から、20歳という年齢が維持されました。
一方、成人年齢の変更で変わったことは、以下のようなことです。
- 10年有効のパスポートを取得できるようになった
- 公認会計士や司法書士、医師免許、薬剤師免許などの国家資格を取得できるようになった
- 女性が結婚できる最低年齢が16歳から18歳に引き上げられ、結婚できるのは男女ともに18歳以上になった
- 性同一性障害の人が性別の取扱いの変更審判を受けられるようになった
成人になったら注意することは?
成人になると、親の同意がなくても自分で契約ができるようになりますが、その分、契約に対して責任を負うことになります。
契約には様々なルールがあり、契約の内容や相手方をよく確認しないと、消費者トラブルに巻き込まれる可能性があります。
社会経験に乏しく、保護がなくなったばかりの成年を狙い打ちにする悪質な業者もいます。
そうした消費者トラブルに遭わないためには、未成年のうちから、契約に関する知識を学び、様々なルールを知った上で、その契約が必要かよく検討する力を身につけておくことが重要です。
もし、消費者トラブルに遭ってしまった場合や困ったことが起きてしまった場合には、消費者ホットライン「188(いやや)!」に相談することができます。
このホットラインは、自宅の郵便番号を入力すると、地域の消費生活センターなどにつながり、消費者トラブルに関する相談を受け付けてくれます。
困ったとき、おかしいなと思ったときには、しっかり相談ができることも大事です。
まとめ
2024年の成人式は、1月8日(月)に開催されます。
対象者は、2003年4月2日から2004年4月1日までに生まれた人は、2024年の成人式で成人を迎えます。
しかし、成人年齢が18歳になったことで、彼らはすでに2年間、成人としての権利と義務を負っています。
成人になるということは、自分の人生を自分で切り開くということですが、同時に、社会の一員としての責任も増えます。
成人式は、そんな成人としての自覚を持つきっかけとなる大切な行事です。
以上、【2024年】成人式は何歳で行われるの?成人年齢の変更と対象者の生年月日を解説というテーマで、ブログ記事を作成しました。
この記事が、あなたの参考になれば幸いです。ありがとうございました。
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